今、日本はどんどん人口が減っています。
ほっとけばお客さんの数も減って
売り上げもどんどん減っていきます。
もし、あなたの商品の売り上げが減少傾向なら
すぐに手を打たなければなりません。
(もし、1年以内に売り上げを2倍にしないといけなくなったら)
あなたならどうしますか?
(うわっ!2倍!無理だろ!!お前何いってんの!)
はい、以前の私もそう思いました。
無理やり頭をひねっても
思いつくのは
お客さんを今の2倍に増やす。でした。
だって
そうすれば売り上げも2倍になるでしょう。
でも、簡単ではなさそうです。
ルートセールス業なら営業マンを増やして、ガンガン飛び込み営業して新規顧客開拓。
店舗経営だったら目玉商品つくって広告じゃんじゃん打ちまくって
お客さんをたくさん呼ぶ。
えらい経費がかかりそうですね。
顧客が2倍になったり
お客さん一気にたくさん来たら
それはそれでてんてこ舞い、
サービスが行き届かなくて苦情の嵐でしょうね。
(やっぱり、そんなの無理だ・・・)
溜息しかでませんねぇ。
実は
売り上げを2倍にするには顧客を2倍にする必要はありません。
ここで売り上げというものを
どういったもので構成されているか考えてみます。
売り上げを数式で表すと
売り上げ=客数 × 客単価 × リピート数
と3つの要素の掛け算で構成されています。
例えば顧客が100人います。
平均すると一人、1回で2万円買ってくれます。
そして年間3回リピートして買ってくれます。
100人 × 2万円 × 3回 =600万円
年間売り上げ高は600万円です。
ではこの600万円を2倍の1200万円にするには?
100人を200人に、でもいいのですが
客数だけを2倍にするのは大変ですよね。
ここでは仮に
客数と客単価とリピート数をそれぞれ26%ずつ増やしてみましょう。
126人 × 25,200円 × 3.78回 =1200万2256円
600万円が2倍の1200万円になりました。
売り上げはこのように3つの要素から構成されています。
それを理解すると客数だけを2倍にしなくてもいいと、気づきます。
では1.5倍にするには
そうです。
それぞれ3つの数字をたった15%アップすればいいのです。
どうでしょう。
こう考えると売り上げを2倍とか1.5倍にするのって
全く不可能な数字ではないと思えませんか?
もちろん、これは理論上の話です。
話を分かりやすくするために
今回は3つの数字を均等にアップして説明しましたが
客数・客単価・リピート数、3つの数字のどの部分に注力すべきかは
ビジネスのスタイルや環境によって
違いがあります。
ただ、このことを知ってるのと知らないのとでは
大きな違いです。
売り上げ1.5倍増!2倍増!と聞いて
(うわぁ~、無理だぁ~)だったのが
客数を26%上げるには何をしたらいいか?
客単価を26%上げるには?
リピート数を26%増やすには?と
現実的に思考できるようになります。
現実的に捉えられると色んなアイデアも湧いてきますよ。
あとは、実行あるのみです。